例えば、「フル充電したにも関わらず1時間ほどで20%を切ってしまった。」とか「表示では電池残量が十分あるにもかかわらず、突然電源が落ちてしまった。」などの書き込みがネット上に多く見られます。
iPhoneの電池残量がおかしいときの原因としては、バッテリー自体が劣化している場合と表示にずれが生じているだけの場合の2パターンでしょう。
そのどちらであるかをきちんと見極めて対処することが必要です。
ここでは、iPhoneの電池残量の表示が急に減ったり、おかしいときの対処法についてご紹介します。
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1.iPhoneの「電池残量」の表示ををわかりやすくする方法
まずは、電池残量を%表示にするようにしましょう。
iPhoneの場合、初期設定の状態では電池のアイコンが出ていて、使用状況に応じて欠けていくだけなのでどのくらい減ったかがよくわかりません。
ですから%表示にしておけば電池残量がわかりやすいですよね!
%表示の設定は簡単です。
「設定」から「一般」「使用状況」とタップして、「バッテリー残量(%)」のところをオンにしてやるだけです。
そうすることで画面右上にある電池残量のアイコンの横に残量が%で表示されるようになります。
2.iPhoneの「電池残量表示」が急に減るときの原因と対処法
iPhoneユーザーの中では、以前iOS7にアップデートしたときに「電池残量があるにも関わらず突然電源が落ちる。」という書き込みが多くみられました。
この時はまだiPhone5や5Sが発売されて間もない時期で電池の劣化ということは考えにくく、「iOSの不具合だろう。」という騒ぎになりました。
きっと本来の充電量に達する前にiPhoneが自動的に充電完了と判断して、途中で充電をやめてしまっているのではないか?ということです。
不具合によってフル充電じゃないのに100%と表示されるせいで、まだ電池残量がある状態で電源が落ちるのではないかというのが大半の意見でした。
OSの電源管理の不具合と見ている人もいましたが、実際はiPhoneのバッテリーとして採用されているリチウムイオンバッテリーの特性によるものだったようです。
リチウムオンバッテリーにはチップが内蔵されており、その誤認識である可能性が高いということです。
リチウムイオンバッテリーは継ぎ足し充電に強い設定にはなっていますが、ほとんど電池残量が減っていない時点で繰り返し継ぎ足し充電をすることが原因のようです。
充電完了後にも長時間コンセントをつなぎっぱなしにしていると、100%の充電量を誤認識して90%や80%でフル充電とカウントしてしまうのです。
その場合、充電量の誤認識を直して、正しい電池残量表示にする必要があります。
そのために行うのがバッテリーのリフレッシュなので詳しく見ていきましょう。
バッテリーをリフレッシュさせて電池残量表示を直す
iPhoneの電池表示がおかしいと感じたら、バッテリーのリフレッシュをしてみましょう。
「バッテリー儀式」と呼ぶ人もいるくらい、効き目を期待して行っている人が多い方法なのでやってみてください。
- 普通に100%になるまで充電する
- 本当の100%充電になっていないかもしれないので、そのまま2時間ほど充電し続ける
- コンセントを外して、充電を電池残量表示が0になるまで完全に使い切る
- 完全に放電させた後、5時間程度そのまま放置し続ける
- その後、再びフル充電すると、正確な100%の値でリチウムイオンバッテリーが電池残量を認識する
フル充電を使い切るときは、動画などを画面の明るさを最高にしてリピートで再生していたらあっという間に終わりますよ。
ただし、この方法は頻繁にやると、逆にiPhoneのリチウムイオンバッテリーを極度に劣化させてしまいますから、1か月に1度程度に留めておく必要があります。
このリフレッシュを試してみても、正確な電池残量の表示がされないときはバッテリーの劣化かもしれないので交換依頼をした方がよいでしょう。
まとめ
iPhoneの電池残量の表示が急に減ったり、おかしいときの原因と対処法についてご紹介しました。
電池残量がまだかなり残っている状態で継ぎ足し充電をすると電池に負荷をかけてしまい劣化を早めます。
リチウムイオンバッテリーは充電できるトータル回数が決まっていますから、継ぎ足し充電は電池の劣化だけでなく、交換時期も早めてしまいますよ。
「電池残量がおかしいぞ。」と感じたら、バッテリーのリフレッシュを試してみてくださいね!
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