こんにちは、けーしんです。
今回は、楽天モバイルの自社回線移行について詳しく解説し、自社回線に対応したスマートフォン3機種をご紹介していきます。
既に楽天モバイルを利用している人も、これから楽天モバイルを契約するか検討している人も、今回の記事を読んでもらえれば、楽天自社回線の詳しい内容や今後の対応について理解が深まり、楽天モバイル回線に対応した機種でどれを選べばよいかが分かるようになります。
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楽天自社回線とは?
楽天は自社回線への移行を発表しています。
自社回線とは、ドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアと同じように自社の回線網を提供する事で、移動体通信事業者、MNO(Mobile Network Operator)と呼ばれています。
楽天は、これまでの大手キャリアの回線網を借りて提供する「格安SIM(MVNO)」とは違い、「第4のキャリア」として通信キャリア事業を開始することになりました。
楽天自社回線はいつから開始?移行方法は?
楽天の自社回線への移行は2019年10月から順次開始されます。
現在楽天を利用しているユーザーについては、契約時期によって以下のような対応を予定しています。
2019年3月14日 10時00分以降に契約したユーザー
2019年10月以降、自社回線用の新しいSIMカードがユーザーに届けられ、交換することで自社回線での利用が開始されます。
自社回線への移行を推奨してはいるが、SIMを交換するかはユーザーが選択できます。
移行しない場合は、これまでどおり、格安SIM(MVNO)としてドコモ・au回線を継続して利用することは可能です。
2019年3月14日 9時59分以前に契約したユーザー
自社回線への移行を推奨してはいるが、上記ユーザーと同じように新しいSIMカードを届けるかは未定。
ただし、2019年10月以降も継続して格安SIM(MVNO)としてドコモ・au回線の利用はできます。
自社回線移行でプランが変更されたり別途費用は発生する?
楽天自社回線への移行で心配されるのが、プランが変更になったり、別途費用が発生しないかという点。
これについては、楽天公式サイトのヘルプページに記載があります。
まとめると以下のようになります。
- 料金プランは引き継がれ、最低利用期間中の月額基本料は変わらない。
- 自社回線に移行後も、楽天会員割などの割引サービスは継続して適用される。
- 用意される予定の自社回線の専用プランへ変更することも可能。
- 現ユーザーに対して、自社回線へ負担なしで移行できるように準備中。
現在の楽天モバイルユーザーに関しては、プランや割引サービスについて変更なく移行できる予定で、費用もかからないようにしてくれるようです。
楽天公式サイトのヘルプページで詳細は確認できますので併せて確認してみてください。
楽天自社回線の最大のメリットとは?
楽天自社回線に移行することのメリットについて解説します。
楽天自社回線のメリットは「革新的なネットワーク技術の恩恵を受けられる」こと。
「モバイルネットワークの民主化」を目指すと明言している楽天・三木谷社長。
楽天は世界でも初めての試みと言われている「仮想化ネットワーク」の採用により、低コストかつ高速なネットワーク設備を実現しようとしています。
まだ運用が開始されているわけではありませんが、自社回線の整備がトラブルなく進めば、今まで以上に「安くて速い楽天」が体験できることになるでしょう。
楽天自社回線に移行したときのデメリットは?
逆に自社回線で考えられるデメリットについて。
現状考えられるデメリットは以下のとおり。
- 一部オプションサービスが利用できなくなる
- 自社回線の通信が繋がりやすいかが不透明
楽天モバイルのヘルプページにもあるとおり、一部のオプションサービスが利用できなくなると言われています。
まだ、何のオプションが利用できなくなるかは明記されていません。
しかし、オプションサービスの恩恵を受けている現ユーザーにとっては不利益となる可能性があります。
ソフトバンクが大手キャリアとしての提供をはじめた頃は、まだ回線網の整備が追いついていなかったせいか、繋がらないエリアがあって不評が多い時代もありました。
楽天の自社回線でも、少なからず同じ状況になる可能性は否定できません。
楽天自社回線対応端末おすすめ3選!
現時点で、楽天自社回線に対応したスマホ・モバイルルーター端末は13機種。
対応端末は以下の通りです。
メーカー名 | 端末名 |
SHARP | AQUOS zero SH-M10 |
SHARP | AQUOS R2 compact SH-M09 |
SHARP | AQUOS sense2 SH-M08 |
SHARP | AQUOS sense plus SH-M07 |
SHARP | AQUOS R compact SH-M06 |
SHARP | AQUOS sense lite SH-M05 |
HUAWEI | HUAWEI P30 lite |
HUAWEI | HUAWEI nova lite 3 |
OPPO | Reno 10x Zoom |
OPPO | AX7 |
OPPO | R17 Pro |
OPPO | Find X |
NEC | Aterm MR05LN(ルーター) |
この中からおすすめの楽天スマホを3つご紹介していきます。
Reno 10x Zoom(かつてない10倍ズーム)
今勢いがある中国メーカーの高性能スマートフォン。
4800万画素という驚異的な解像度カメラに望遠、広角レンズを搭載したトリプルカメラ。
10倍ハイブリッドズームでは、ズームをしても画質が800万画素を下回らないままで10倍ズームが可能です。
ズームをすると画質が悪くなってしまう一般的なスマートフォンとは異なる高性能カメラが売りです。
インカメラは端末の中に格納され、撮影時に上部から立ち上がる仕組み。
それによりディスプレイにカメラが無くなったので切り欠き(ノッチ)が存在しない、綺麗なフルスクリーンを実現している点も他にはない魅力です。
AQUOS zero SH-M10(有機EL大画面の軽量スマホ)
6.2インチの大画面にも関わらず、重量が146gと超軽量が特徴の「AQUOS zero SH-M10」。
ほぼ同サイズのiPhoneXRが196gですから、その軽さの凄さが分かります。
さらに最新iPhoneに搭載したことで注目された有機ELディスプレイが、AQUOS zeroにも搭載されています。
オクタコアの高性能CPUは省エネと同時ハイパフォーマンスを実現。負担のかかるスマホゲームにも十分に耐えられる高性能さも魅力です。
6GBメモリと128GB大容量ストレージで、操作に遅延も少なく、たくさんのデータを保存できます。
本体価格も8万円を切り、iPhoneXよりも安くて高性能なところも評価が高いです。
AQUOS R2 compact SH-M09(コンパクト&贅沢スペック)
5.2インチのコンパクトで軽量なサイズにも関わらず、贅沢なスペックが特徴的なのが「AQUOS R2 compact SH-M09」。
高性能CPUのSnapdragon 845を搭載し、メモリは4GB。高性能スペックで、端末の動作遅延を少なくし、優れた放熱設計で高いパフォーマンスを維持します。
120Hz駆動のIGZOディスプレイでは、指のスライドなどの操作による画面の残像を抑え、なめらかで快適な画面操作を実現。
「指に吸い付く」「ぬるぬる動く」画面操作はこれまでにない快適さを味わえます。
自社回線が未対応機種の場合は?
現時点で楽天自社回線に対応している機種は上記で解説した13機種。
未対応となっている機種については、楽天回線では利用できないとされています。
ですが、「SIMロック解除すれば自社回線で利用できるのではないか?」と疑問に思ったので、楽天モバイルに問い合わせしてみました。
以下、問い合わせた内容と回答を掲載します。
【問い合わせた内容】
現在自社回線未対応となっている機種でも、SIMロック解除すれば、自社回線で利用できるのでしょうか?
【楽天モバイル オペレーターの回答】
現状、自社回線非対応端末につきましては、
SIMロック解除後の、SIMフリー端末でもご利用が出来かねております。
残念ながら、SIMロック解除した端末でも、楽天回線では現状、利用不可という回答でした。
ただ、先に解説した通り、格安SIMとしてのドコモ・au回線での提供は継続されるので、楽天モバイルユーザーとしてはこれまで通りに利用はできます。
iPhoneは自社回線に対応している?
人気のiPhoneについてもまだ対応の予定はないようで、今後対応するかは未定。
楽天モバイル公式サイトで問い合わせしてみた回答は次のとおりです。
【楽天モバイル オペレーターの回答】
現在iPhoneの対応については未定でございます。
ただし、現在楽天モバイルau回線/docomo回線については10月以降もそのままご利用が可能です。
現在自社回線の情報につきましては未定の内容が多い為、
明確なご案内が出来かねております。
更新がございましたら下記ヘルプページにてご案内いたします。
このように、iPhoneについても楽天回線への対応はまだ未対応のままです。
今後どうなるかも未定となっておりますが、個人的にはスマートフォンの最先端を走ってきたiPhoneだからこそ、最先端技術のネットワークにも対応してほしい気持ちはありますね。
今後の楽天に期待をして待ちたいといったところです。
楽天で端末を今すぐ使いたい場合は?
ケータイの乗り換えを検討している方には、楽天モバイルの自社回線への移行について、ここ最近初めて知って少し不安だという人もいるかもしれません。
自社回線に移行するなら、楽天モバイルへの乗り換えは待ったほうがいいのかな?
そう考える人少なからずいることでしょう。
ですが現状だと、格安SIMとしての楽天モバイルは2019年10月以降も継続されます。
自社回線への移行も追加費用なしで移行できるとされていますので、今すぐに契約しても特別、不利益を被ることはありません。
実際、現在の楽天モバイルでも1,480円~という圧倒的な安さと、通信速度規制でも1Mbpsで利用できるというメリットが豊富な格安SIMです。
ケータイの乗り換え時期が迫っている方でも、楽天モバイルは十分、乗り換え先候補として見ても問題はないでしょう。
楽天モバイル自社回線まとめ
今回は、楽天モバイルの自社回線移行について解説しました。
内容をまとめると以下の通りです。
- 「第4のキャリア」として楽天の自社回線が2019年10月から始まる。
- 現楽天モバイルユーザーに対してプランの強制変更などは基本ない。
- 対応端末は全部で13機種、それ以外の対応は未定。
- 自社回線のおすすめ機種は3種類。
- iPhoneも現在は非対応となっていて、今後については未定。
- 自社回線のメリットは「安くて速い」革新的なネットワーク技術が体感できること。
- デメリットは一部オプションが利用できなくなること。
自社回線のメリット・デメリットを理解したうえで、楽天モバイルの契約を検討してみてください。
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