HUAWEI Mate9を激辛レビュー！DSDS端末最高スペックの評判は本物なのか？

こんにちは！2016年12月にMate9を買ってついにHUAWEIデビューをしたけーしんです。購入してからだいぶ慣れてきたので、そろそろMate9のレビューをしたいと思います。

すでにで出ているレビュー・評判をざっくりまとめると、「カメラが良い」「電池持ちが良い」「価格のわりにすごく良い」と超評判が良いです。さて、これは本当なのか？

結論から言うと、細かい不満点はあるけど、DSDS対応端末の中では間違いなく最高機種です！しばらくこのまま使い続けます！

DSDS最高！ワイモバイルとドコモのSIMで超快適

僕がMate9を選んだ一番の理由はDSDS対応ということでした。通話はドコモ、通信はワイモバイルにしたかったのです。ドコモは僕と妹と母親で10GBをシェアしているので、節約して使っても月末にはパケットが足りなくなります。ワイモバイルの7GBのSIMを持っていたものの、別端末からテザリングするのは面倒くさかったです。かと言ってSIMを入れ替えると仕事や家族から電話がきたら困ります。ということで、今回初めてDSDS対応端末を購入しました。

それで実際に使ってみると、使い勝手は極上ですね！めちゃめちゃ便利です！なんせ外でも通信量を気にせず動画を観れるようになったのが大きいです。これからは通話用のSIMと通信用のパケットSIMを分けて契約するのがスタンダードになるかもしれません。

Mate9のDSDSは片方が通信のLTEなら片方は3Gになります。両方LTEで待ち受けはできません。僕は状態では、ドコモが通話、通信をワイモバイルにしてあります。でも、実際に使っているとワイモバイルが圏外になることも当然あります。そんな時、簡単に通信をワイモバイルからドコモのSIMに切り替えることができます。

切り替え方は設定→デュアルカード設定と進み、デフォルトのデータ通信を切り替えたいSIMにタップするだけです。SIM切り替えにかかる時間は15秒ほどです。ドコモとワイモバイル（ソフトバンク）の両方の電波を使えるので、何かあった時も安心です。

ワイモバイルSIMのCAをバリバリ掴んで速度も絶好調！

Mate9は、ファーウェイで今まで出ているP9やP9 liteよりも対応している周波数帯の数も多く、ワイモバイルのAXGPにも対応しています。

これがワイモバイルの周波数帯ですが、全部の周波数帯にフル対応しています。

そのおかげもあってか、駅から離れている僕の自宅でもCA（キャリアアグリゲーション）で、２種類の周波数帯を束ねて通信してくれます。

僕の家の固定回線は、古い装置のマンションタイプなので遅くて仕方がありません。ワイモバイルのSIMの方がよっぽど高速で早くて快適で嬉しいです。これもCAをバリバリ掴んでくれるおかげです。

動作は超サクサク！もう中華スマホは使い物にならないという認識は古い

まずはAntutuベンチマークを取ってみたところ、今までAndroid端末で見たことのない数字が出ました。なんと13万点オーバーです！

Galaxy Note5ですら、2015年の発売当時には「ウェーイ！これが最強だぜ！」なんて言っていましたが、Antutuは8万点ほどでした。

それが今やHUAWEIが出すMate9が12万点なんてもう、化け物クラスです。

大画面5.9インチは圧巻！しかし意外な弱点が

僕がMate9を選んだ２番目の理由が、画面サイズ5.9インチというビッグスクリーンです。今までGalaxy Note5（5.7インチ）を使っていたので、これより画面が小さいのは嫌でした。（どんなに小さくても5.5インチは必要）

それでなおかつ、DSDSという条件を満たしていたのがMate9でした。画面も大きく、液晶もとても綺麗です。これで動画を見るのは超快適です。

しかし、意外なことにChromeの表示は文字が大きいので、そんなに情報量が多くありません。4.6インチのiPhoneよりも表示量が少ないという結果にもなってしまいました。

Chromeのユーザー補助→ズーム機能から表示倍率をいじってみたのですが、全く変わらず・・・・・

ここはちょっと残念でした。もうちょっと情報量が多くなるような設定が欲しいです。

5.9インチの大画面で動画を見るのは超快適！大容量プランと相性抜群

つい先日大阪へ旅行へ行ってきました。その新幹線の帰りで、Amazonプライムビデオで咲-saki-の実写版が配信されていることに気づいてずっとみていました。

やはり大画面は快適ですね！iPhone7の4.6インチとはだいぶ迫力が違います！

意外にも0.2インチしか変わらないGalaxy Note5と比べても、動画を見ていて大きさの違いが目立ちました。

イヤホンジャックもあるので、今まで使っていた有線のイヤホンで問題なく視聴することができます。Mate9を契約したら、パケットを大容量プランにして動画を楽しまないと損ですよ！

Huluの対応早くしてくれ！

Android7.0ベースの独自UIであるEMUIが特徴のHuawei端末ですが、Mate9は2017年１月13日現在、まだHuluに対応していません。まあ、Hulu自体がAndroid7.0に対応していないので仕方がありません。

Amazonプライムビデオは問題なく視聴できます。Huluは何か技術的に難しいことを配信でやっているのでしょうか？そこらへんちょっと疑問ですが、仕方がありません。

P9はHuluに対応しているので早くMate9も対応して欲しいなーと心から待望してます。

Mate9の4000mAhのバッテリ容量は本物！３日余裕の電池持ち

Mate9は4000mAhの大容量バッテリーを積んでいます。Galaxy S7 Edgeですら2Kの画面で3600mAh、Xperia XZはフルハイビジョンで2900mAhです。

しかし、Mate9はフルハイビジョンで4000mAhです。この電池持ち本当に半端ないですよ！

大阪への４時間の移動で、Amazonプライムビデオをずっと見て、もちろん大阪では電車を調べて、水族館ではパシャパシャ写真を撮りまくっていたのに、ホテルについても電池が20%残っていました。

そしてこれは驚異の電池持ち、1月10日お昼の12時ごろから、1月12日11時50分ごろまで電池が持っていた様子です。

カメラを使わず、ちょっと動画を見たり、調べ物をするくらいなら３日使っても電位が30%残っているという・・・・・なんだこれ、バケモンかよ（笑）

通知が出ないのは意外と不便

僕がMate9を買う前から不評だった通知バーですが、気にしていませんでした。そんな、「なんの通知かわかんないくらいじゃ困んねーだろ」って。

Mate9はLINEの通知が来ているとか、未読メールがあるとか、チャットワークの通知が来ているとか、誰かがスカイプでメッセージをのこして行ったとかそういう通知バーがありません。

ただ単に、何件の通知があると表示するだけです。これは前から知っていたけれども、全く気にしていませんでした。

しかし、実際に使って見ると不便さがわかります。友達からのLINEに全く気付かず、翌日になって返事を返すということが増えました。いかに今まで通知バーのアイコンで判断していたのかということに気づかされました。

まあしかし、おかげで今までよりも無駄なやりとりも減ったので結果オーライとしましょう（笑）

GPUはちょっと弱め？Mate9でデレステをするとシャギーが目立つ

Mate9でデレステをプレイした様子。少々シャギーが目立つ

これだけサクサク動いて、動画が快適に見れて、CAもバッチリ掴んでDSDS対応で完璧に見えるMate9。しかし、意外にも3Dレンダリングはそれほど得意ではないのかもしれません。

大人気リズムゲームで3Dゲームのベンチマークとしても大人気のデレステをやってみたところ、3D標準で止まることなく動きます。しかし、細かい部分の映像にシャギーが多いです。

iPhone7やiPad Proでやったときは全くシャギーが目立たないので、デレステやるならやっぱりiPhoneなんだろうなと再認識させられます。

しかし、iPhoneはDSDSに全く対応していないどころか、SIMも１つしか入りません。やはりデレステやるならiPhone6S、iPhone7、iPad Proを専用機として持つのがベストです。

僕の彼女はいつも勝手に僕のiPad Proを持ち出してデレステをしています。

重量190gは重いけど・・・

Mate9は確かに重いです。重量は190gもあります。しかし、Mate9はメインスマホなので、基本的にカバンの中ではなく、ポケットに入っています。なので特に重さは気になりません。

手に持った時も特別重いとも感じません。買った初日はちょっと重いと思いましたが、今はもう慣れました。

むしろこの重さが高級感と、4000mAhの大容量バッテリーを彷彿とさせ安心できます。

極小ベゼルだから全面ガラスフィルムとバンパーのどちらかを選ばなければいけない

Mate9は両サイドのベゼルが極小の狭額縁モデルです。そのため、ケースと全面ガラスフィルムの相性が悪いです。同じメーカーだから大丈夫だろうと思って、全面保護ガラスフィルムと、TPUケースを買ってみました。しかし、ガラスフィルムが消すに押し出されてしまい、全くもって使い物になりません。

結局僕はケースをそのままにして、コーティング剤を後から買い足しました。これだったら、保護フィルムは元から付属しているものを使えばよかったと後悔しています。

急速充電は5V-4.5A以外にも2V-9Aもいけるっぽい？

Mate9の急速充電は5V-4.5Aの19Wで充電するシステムです。しかし、Macbookの2Vしか出ないUSB-TypeCの充電器につないでも明らかに充電が早いです。スマホ充電用の電圧計を持っているわけではないので確かではないのですが、9V-2Aの18Wとか出てるんじゃないかなと思います。計測するから誰か電圧計寄付してください（笑）

Mate9のカメラの画質は思ったほどすごいわけではない

Mate9のカメラってなんだかすごそうな感じしますよね？位相差AFやライカ監修のデュアルレンズ。しかもP9で好評だったライカのダブルレンズの性能をさらに引き上げた第２世代。

カラーセンサーとモノクロセンサーで撮影した画像を合成し、階調表現も細かい描写も全て任せろと。

確かに画質はiPhone7と同レベル。もしくはそれ以上といっても良さそうです。USJに行ってきたのでクリスマスツリーを撮ってきました。

これがmate9

こちらがiPhone7

ほぼほぼ画質的には大差ないかと思います。ぱっと見はiPhone7の方が綺麗です。しかし、拡大するとてっぺんのスターを見ると一目瞭然でMate9の方が良いという（笑）

このあたりは完全に好みになりますが、ASUSみたいな残念カメラSIMフリースマホに慣れてると、Mate9は神懸かっているように見えます。

次はもう一枚、ダンガンロンパショップでのショットです。

こちらがMate9

こっちがiPhone7

光の関係もあるかもしれませんが、エノジュン（右の女の子）の髪を見ると、Mate9の方が淡め、iPhone7の方が濃いめになっています。スマホの小さい画面で見るとiPhone7の方が綺麗だなと思っていたのですが、まじまじとパソコンで見比べるといい勝負ですね。

ダブルレンズのワイドアパーチャー効果が面白い

Mate9はダブルレンズを生かして、合成画像で背景をぼかした写真を撮ることができます。しかも、背景のぼかし具合や、ピントを合わせる場所を撮影後に簡単に変えることができます。

下の画像は、一番手前のサンダーバード（緑色の乗り物）にピントが合っています。

それが簡単に真ん中のサボテンにピントを合わせることができます。手前のサンダーバードはしっかりボケています。これが撮影後に調整できるってすごくないですか？

ついでに機能を紹介すると、簡単にモザイクをかけることができます。ブログやSNSに写真を撮せるときに、他の人が入ってしまった時は簡単にモザイクがかけられます。

暗所でのAFが弱いなどの弱点も。モノクロ撮影で雰囲気をごまかそう

薄暗い水族館に行ったんですが、明らかにiPhone7の方がAFは早かったです。とつぜん迫り来る巨大エイやペンギンを撮りたかったのですが、Mate9ではなかなかピントが定まりませんでした。iPhone7はビシッと決まったので、なんだかんだ言ってもここら辺の差はまだまだ埋められないようです。

また、自撮りのビューティー機能が不自然な感じでした。これは素直にsnowを入れた方が良いです。

ちなみに夜景はMate9で綺麗に撮れるんですが、水族館のような薄暗いところは少々苦手なようです。そんな時はMate9お得意のモノクロセンサーの出番です。

雰囲気ガラッと変わってかっこいい写真がとれます。

ちょっと空気感を伝えきれないこんな写真だって

モノクロにすればでっかいカニが強調されて面白いです。

テザリングも問題なし！

Mate9はバッチリテザリングできます。ワイモバイルのSIMでも、ドコモのSIMでも問題なかったです。4000mAhという超大容量バッテリーと相性抜群です。

スマートスクリーンショットはなぜかうまくいかないことが多い

Mate9にはスマートスクリーンショットと言って、縦長にスクロールできる範囲全てをスクショできる機能があります。

このページ後で読みたいと思った時に、ブックマークしても、いざ地下鉄に乗ったら圏外だったなんてことがありますよね？

それもMate9のスマートスクリーンショットがあれば万事解決！一発で縦長に１ページ丸ごと保存してくれるから便利だね！

と言いたいところですが、なぜかエラーが出て使えないことが多いです。ちょっと下にスクロールしておけば、うまくいくこともあれば、いかないこともあります。

このあたり、アップデートで改善してほしいところです。

ジェスチャーは覚えるのが難しい！

Mate9には指の関節で色々な動作を呼び出すジェスチャーなるものがあります。

関節で２回画面をノックするとスクリーンショットです。

画面を横にぶった切る動きをすると、画面分割です。

他にも、「c」でカメラ、「e」でChrome、「m」で音楽、wで天気

色々ありますが、難しくてなかなか使いこなせません。こんなの公式ホームページで買う前に教えてくれないとわかんないですよ（笑）

クローンアプリでLINEが使えるようになればいいのに

ファーウェイ独自の機能で、クローンアプリという機能があります。これは１つのアプリに対して、同時に２つの異なるアカウントでログインできるという機能です。

この機能がLINEで使えれば、仕事用とプライベート用のアカウントに分けられてとっても便利なのに・・・・・と思います。

僕は職場の人にプライベート用のアカウントでやりとりしたくありません。

そんな時、このクローンアプリ機能でLINEが使えればどんなに良いことか。せっかくデュアルSIMなので、そこにも対応してくれると嬉しいです。Mate10に期待です。

リモコンが使えて便利

Mate9の便利ツールを見たら、スマートリモコンという機能がありました。

なんとこれ、テレビやエアコンのリモコンの代わりになります。

ちょっと古めの三菱のエアコンにも、去年の夏取り付けたばかりのシャープのエアコンも、中国製で激安だったハイセンスのテレビもバッチリ使えました！

リモコンって時々見つからなくて困るじゃないですか？そんな時はMate9があれば万事解決！

寒くて手が震えるのにリモコンが見つからなくてきつい！熱があって歩くのも大変なのにエアコンのリモコンが見つからない。なんていう地獄ともおさらばできます。

Mate9を買ったらとりあえず自分のエアコンとテレビを登録しておくと良いですよ！

標準のIMEはフリックミス多し！

標準で入っているIMEはおすすめしません。やたらフリックミスをしてしまいます。

素直にGoogle日本語入力かATOKを入れましょう。僕はGoogle日本語入力派です。

Galaxy Note5はGoogle日本語入力でバッチリだったので、Mate9にも入れればよくなるでしょう。このまま使い込んでいきます！

Mate9をつかった感想まとめ

電池持ちが良すぎて最高！そして充電が早いのもおすすめポイント

カメラの画質もすごい！しかし、AFなどまだまだ改善点あり。

インカメの自撮りのビューティーモードはダメ、snowを使おう。

小さい不満はあるけど、DSDS対応端末ではどう考えてもここのMate9が最高端末！

技適が通っているDSDS端末の中では間違いなく写真性能もNo.1！

ということで、「Mate9買いか、買いじゃないか？」って聞かれたら、間違いなく買いですね。

DSDSで大画面でエッジスクリーンじゃなく、カメラが綺麗って言ったら、今の所これしかありません（笑）

Mate9を手に入れるにはどうすればいい？

Mate9を購入するには２つの方法があります。

１つはSIMとセットで買う方法。もう１つはMate9単体で購入する方法です。

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<関連記事:Mate9買ったらケースも必要ですよね？>

執筆者

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西山慧心（けーしん）
…兵庫県出身。ガジェヲタ暦10念。携帯乞食暦7年。iPhoneXS愛用中。
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